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【3分で読める短編小説】思い出クリーナー<中編>

前回までのあらすじ

夜1時 掃除機が女の子になった。
僕の彼女に振られた悲しい思い出を吸い取ってもらえた。

朝7時

スマホのアラームで起きた。
夜中のことを思い出す。

あの事は夢だったのではないかと
掃除機を見てみる。

特に変わりがない。
やっぱり夢か。

最終確認で、話しかけてみる。

「あの可愛い子はいないかな」

「…」

いないか。

やっぱり夢だったのか。
とりあえず大学行かなきゃ。

学校

学校での親友の竹田に夜中のことを話した。

竹田
「悪いことは言わないから
 早くその掃除機捨てろ」

「どうして?」

竹田
「悪い思い出を消してくれるって言っているが、
 彼女がいたことも忘れている」

竹田
「それは彼女との良い思い出も
 消されてることになるんだよ」

竹田
「さらに許可していないのに記憶を消されたんだろ
 また勝手に消されるかもしれない」

「でも今日の朝
 掃除機はいつも通りに戻ってたよ」

竹田
「じゃあもしものこと考えて引っ越しもした方が良い。
 家ごと呪われている可能性だってある」

「いや大げさだって、夢だよ
 そんな心配しなくて大丈夫だって 
 急に熱くなってどうした 」

竹田
「俺はお前のこと心配して言っている。
 ほんとに気をつけろよ 」

「わ、わかったよ。
 じゃあね明日」

友達と別れた。
竹田の言葉がどうも心に引っかかる

とりあえず早く帰って
もう一度掃除機を見ることにしよう

家に帰り
そそくさと掃除機を調べた

特に変わりがない。

話しかけてみた
特に反応がない

電源を入れてみることにした。

電源を入れてスイッチをオンにした瞬間。
突風が起こった。

なんだこの突風

しかしその突風と同時に様々な出来事が頭に入ってくる。

まずは僕には彼女がいて振られたこと。

次にこれは、、彼女か。僕の元カノだ。
元カノが竹田に告白している。

意味がわからない

次は…僕!なぜ僕が出てきている。
僕が竹田と喧嘩しているあれ?

全身に鳥肌が立つほど全てのことが完璧に繋がった。

元カノは竹田のことが好きになり告白した。
そのことで僕と竹田は喧嘩したのではないかと悟った。

また突風が強くなる。

今度も僕だ。
元カノに告白して成功したことを竹田に話している場面か。

次は竹田が元カノに…告白している…場面だ。
もう意味がわからない。

そこで突風は終わった。

僕の悟りは間違っていた。

竹田が元カノのことを好きだった。
でも俺が告白に成功した話をした。
それで僕と竹田は喧嘩した。

でも元カノは僕と付き合っている間に
竹田を好きになった。

それで僕と別れた…

こういうことか…

複雑な気持ちと同時に
もう二つの大きなことに気がついた。

この掃除機は記憶を吐き出すことが出来る
もう一つは竹田がこの掃除機を使ったことがあること。

じゃなきゃ、
竹田が元カノに告白した記憶なんか出てこないはずだ。

しかしこれから僕はとりあえずどうすればいい。

次回に続く

byモモコグミ(@gumimomoko

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